イチゴ狩りでお腹を壊して、キシリトールを知る
先月初めに渥美半島にイチゴ狩りに行った後、
お腹の調子が悪くなった気がして
イチゴと下痢の関係を調べ始めたのですが、
↓こんな風に脱線して、別の発見をして記事にして終わっていました。
それはそれで面白かったのですが。
「イチゴ狩り」からの「イチゴ発芽の画像」 - いろんなキッカケ
先日、現役歯科衛生士のお友達が家に遊びに来た際、
イチゴを手土産に持って来てくれて
話の流れで
自分がイチゴ狩りの後、お腹を壊した事を話したら、
即答で
「イチゴにはたくさんキシリトールが含まれているから」
と言われました。
さすが歯科関係者ですね。
よくキシリトール入りガムの注意書きに
「一度に多量に食べると一時的にお腹がゆるくなる場合があります。」
みたいな文言がありますが、
まさにそれです。
イチゴはフルーツの中で最もキシリトール含有量が多いようです。
(厳密にはイエロープラムらしいですけど、ポピュラーな名前じゃないですもんね。)
全く知りませんでした。
もーう、
ガッテン!合点!
でした、ほんとにもう。
これを機に、
他に聞いたことのある名前についても勉強するキッカケが出来ました。
こちらの日本フィンランドむし歯予防研究会ページから引用しながらご紹介します。↓
キシリトール|キシリトール基礎講座|日本フィンランドむし歯予防研究会(JFSCP)
ガムやタブレットなどの商品名としても使われているキシリトールは、もともとは糖アルコールの一種で、5個の炭素を持つ甘味炭水化物を意味しています。この甘味炭水化物であるキシリトールの仲間には、ソルビトール、マンニトール、マルチトールなどがあり、これらは多くの食品に用いられています。
例えばイチゴには、乾燥重量100グラムあたり300mgのキシリトールが含まれています。人の体の中にも存在していて、肝臓のグルクロン酸回路で一日に15g位産生されています。ただし、ガムやタブレットの甘味料として用いているキシリトールは、工業的に作られます。白樺などの木の構成成分であるキシランヘミセルロースを加水分解して得られたキシロースに水素添加してキシリトールを作ります(図3)。
イチゴのそんな側面、全く知りませんでした。
いやぁ、これは初耳、本当に勉強になりました。豆ですね、豆知識。
日本「フィンランド」むし歯予防研究会ってところがいいですね、フィンランド。
フィンランドの歯科業界には個人的に親しみがあるのです。
英国在住中は、国民健康保険的なサービス(NHS)のもと
医療費は無料だったのですが、
それで受診できた現地の歯科のクオリティが散々だったので、
全額自費でもプライヴェートな歯科医院を探して
たまたまご縁で通い出したのが
フィンランド人夫婦が開業している医院でした。
彼らが日本の歯科医療技術を
世界でもトップクラスだと褒めていた事を記憶しています。
今時、水銀(アマルガム)なんて使わないわよ!
白いフィリングが良い、と言っていましたね。
1990年代後半でしたね。(遠い目)
Anyways,いちご、勉強になりました!