いろんなキッカケ

「いろんなキッカケで次々に行動を連鎖させていく才能」要するに「イキアタリバッタリ力(りょく)」を 、ポジティヴに捉え、日々のいろんなキッカケとそれによって学んだことなどを記録していきます。

成分表示を読むだけではまだまだ序の口

食品でも化粧品でも、
商品をひっくり返して
全成分表示や原材料表示に目を通す習慣は
結構昔から、物心ついた子供の頃からやっています。

行為としては同じなんだけども、
今と昔の自分では目的や視点が全然違います。

それこそ実家暮らしの子供時代は、
市販の大手メーカーのシャンプーのボトルの裏に名を連ねる
長い長いカタカナ語を噛まずに言って遊んでいたり、(一人で、、、怪しい)

もう少し成長した時は
ラップの材料にして歌ったり、

長くて面白い言葉、みたいに思っていて、

危険な物が入っているなんて意識はまるで無く、
売られているのだからそんな悪い事があるなんて疑いもしなかったです。

それでも
「鉱物油」表記がいつからか「ミネラルオイル」に変わったのも
10代〜20代だった1990年代後半ぐらいに気付いたし
(その頃は海外住まいだったので、尚更日本製品の日本語に敏感)

絶対「ミネラル」っていう響きがミネラルウォーターとかで
漠然と良いイメージを持っているから、便乗したんだと思っていました。

食品も化粧品も、成分や原材料表示の順番は分量の比率が高い順に、と
決まっているはずですが、
鉱物油時代は一番後ろにちょこんだったのが、
ミネラルオイルになってから一番先頭にどーんと陣取りはじめた、という印象も受けていました。

PEG10とかフェノキシエタノールとかソルビン酸とかプロピルペタインとか、
いろんな成分の発がん性リストを一通り見ていた時代もあります。

食品の表示の裏側も見ていましたけど、
全部別にOKな物だと思った上で、読んでいました。
例えば赤色何号、青色何号にしても、、、。


そして、昨今意識も高まって思う事。
化粧品も食品も同じだと思うけれど、
CMしているような大手企業で信頼できるところって無いですね。

やさしさ、無添加、みたいな事を謳っている製品も、
その最近話題になって槍玉にあげられている
化粧品だったら「シリコン」とか「保存料」「香料」などなど
食品だったら、例えばパンなら「乳化剤」とか「イーストフード」とか、
そういうのがうちは入ってませんよぉおおー!!!!
と、大大大アピールパッケージなんだけども、
それに、それは確かにそうかもしれないけど、

本当は悪いってわかっている他の、今はまだ知っている人が多くないよろしくない成分が入っていますけどもね、っていうのは言うわけがないんだよなぁ。

なんちゃら無添加〜!!!っていった裏には
その代わりにいっぱい細々悪いものが代打的に入れられているのよね。

パンも、
国産小麦とアピールしたい場合は書くけれど、
書いていない場合は、別に法律違反じゃないし、ただの小麦で、
えぇ、アメリカなりカナダなり、いろんな農薬や添加物まみれの
長い時間かけて海を渡って来た子達である事を、
そんな、わっざわざ書いて、危険意識を煽るわけがないし、

その、、乳化剤とか不使用はいいけどさ、
なんかその程度の気にし方で、私達企業はあなたの健康のために、、、みたいな面しないで欲しいと思っちゃうわよね。

なんか欺かれている感がいっぱい。

国産小麦使用っつったって、ほんの何パーセントとか。
だーかーらー?みたいな変な中途半端さ。

でも、あまりわからない段階だと、
わ、安心できちゃう、、、って思わされちゃったり。


そんなの全部気にしていたら、こんな値段じゃ売れねぇよ!って企業側の言い分でしょうけど、
ねぇ、、、なんかね、
全部知っている事言っちゃったら、売れなくなっちゃって困るし、
如何に消費者にお馬鹿で居てもらい続けるかが勝負なのよね。


オリゴ糖だってさ、
せいぜいイソマルだガラクトだフラクトだの種類の違いが書かれるぐらいで、
その種類のオリゴ糖の原料はなんですか?って掘り下げた場合、
トウモロコシだったりするわけで、
原材料表示にはそのトウモロコシがどこ産の遺伝子組み換えか否かまで
書かなくても法律違反じゃないわけで、

ね、なんか、安い大きいボトル入りのオリゴ糖が売っているけれど、
大体あれ、トウモロコシからのタイプよね。
きっととってもデンジャラスなLevelでも開示されない。

加工でんぷんっていうのも
最近のパンやうどんやお菓子の「もちもち食感」流行りで大活躍ね。

どっかのうどん屋チェーン店も、加工でんぷんを使い始めた事を
なにやら「食物繊維入り!」とか言い換えてアピールしていたけれど、
じゃあ、加工でんぷんって何よ、何から出来ているのよ?って掘り下げると、
またババババーンって、、、
海外のタピオカとか、これまた遺伝子組み換えがどうかもわからん感じの。


大体さ、飲食店のリニューアルメニュー!とかそういうのって、
良さげな響きにしておいて、実は改悪ってケースが多いですわよね。
もうバーカバーカ。

原材料が安く仕入れられるようになるって事で、
大手企業で、純粋に良い事だと手放しで喜べる事ってあるか?

いいイメージにして、いいイメージにして、
イェイイェイ〜!!って感じでアピールするしかないよね。
あれ?おかしいぞ?って思われちゃいかんだもんね?

化粧品や食品が代表的だけど、
全ては「騙し」の前提で考えると、

なんか、、、
人間心理そのまんまっていうか。

浮気とか、なんか色々バレたく無い場合にさ、

決して嘘はついていないけども、
でも、言っていない(=隠している)


ってあるよねぇ。
自己防衛じゃないけど、
自分は嘘は言ってない、嘘は言ってないぞ、
でも全部言ってないけどね、っていう。

本当の全成分、全原材料、
それのでどこから産地や工程に
透明性を持たせてしまったら、
殆どの大企業は自滅よね、きっと。

でも法律に守られているんだもんね。

言わなくていいんだから、言わないから、
お願いだから気付かないで欲しい、このまま買って欲しい、って思うのに、
インターネットとかで本当の事いっぱい言われちゃって、
お前どうなのみたいに来られたら困るし〜みたいな、
なるべく良い人と思っていてね、
消費者思いの会社だと思っていてね、
だって募金もするしさ、
エコな活動にも取り組んでいるしさ、
私達はいい人たちよぉ〜!!!!という大嘘の叫びみたいな感じに、聞こえる。

とにかく全成分とか確認しただけじゃ安心しなくなったし、
企業自体も見るようになったし、
どういうものを作っている会社なのかとか、
シェアが大きいから優秀なわけじゃない、商売はうまいかもしれないけど、
その場合、騙しのテクニックが特にうまくてお金も豊富で、、、

有名だから安心?

逆に疑う、避けるようになりましたよ。

忠実に本当の事や目的を表示している企業が良い。

まー、とにかく世の中には良い人達、良い製品ぶってるものの多い事多い事。
知れば知るほど本当に馬鹿にされている消費者、と思えてきて腹が立ってくるようになります。

ま、腹がたつというか、
買わなくなるし、
CMとかも、、、冷ややかな目で見ちゃいますけど。